教育内容

乳幼児
親子クラス

親子クラスには、つぼみ(0歳〜1歳)とひこばえ(1歳〜未就園児)クラスがございます。1日体験・新規ご入会も随時受け付けております。(それぞれ定員がございます。お知らせをご確認ください。)どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。  

つぼみクラス
(0歳〜1歳)

ひこばえクラス
(1歳〜未就園児)

つぼみクラス
(0歳〜1歳)

乳児期を健やかに過ごすことは人生の礎となります。リズムのある日常の中で身体と心の育ちを見ていきます。乳児の運動発達を中心にお母さんと子どもの今を聴き取り、話し合って行きます。ベースにはエミーピクラーアプローチ※1とシュタイナー教育があります。赤ちゃんのいる暮らしを穏やかで豊かなものにするためのお手伝いができたらと思います。妊娠中の方の参加もお待ちしております。(妊娠中に3ヶ月から一歳までの子どもの発達を見ていくことは子育てが始まる前の良い体験となります。)
9:30 登園 見守りタイム※2
9:50 聴き取り※3
10:30 ティータイム(離乳食の場合、キビ粥)
11:00 おわりの会(歌など、月齢が進めば触れ合い遊び、お家でもできるようなことを行います。)
※ 1 エミーピクラーアプローチ
ハンガリーの小児科医 エミーピクラー Emmi Pikler(1902-1984)が提示した乳児発達の初期からの子どもの自由な運動支援の方法。子どもを「物」のように扱うのではなく、一人の「人」として接する。まだお座りができない発達段階の乳児に無理にお座りさせたり、歩かせたりしない。子どもが何かをできるようになる前に大人がその動きを手伝ったり教える必要はないと考える。また、オムツ替えや着替え等のお世話の際は、子どもに畏敬の念を持って行うことで愛着形成が促される。

※2「見守りタイム」について
あかちゃんの観察をします。約20分間ゆっくりあかちゃんが自発的に遊ぶ様子を観察します。月齢の違うあかちゃんたちを観ることで、あかちゃんの発達の仕方や、そばにいる大人がどのような態度で寄り添っていくのかを学んでいきます。

※3「聴き取り」について

おうちでのあかちゃんの様子を話す時間です。できるようになったこと、発達で不安なことや困っていることなど、めまぐるしく変化するあかちゃんの様子と成長をシェアします。

ひこばえクラス
(1歳〜未就園児)

しっかり歩き始めた子どもたちのクラスです。立ち上がったことで世界を見渡せどんどん探索行動に赴いていきます。私たち大人はこの時期の子どもたちをどう支えれば良いのかを共に考える機会となればと思います。
毎週、同じ時間と同じ場所と同じお友達。子どもたちは安心できる環境ではとてもよく遊びます。遊びは身体の発達を支え、脳を育てます。室内遊びと外遊びを毎回同じ時間に切り替え、集中する時間と拡散のリズムを作ります。また、※1 クリスマスや七夕など季節の祝祭を通じて「1年のめぐり」を経験します。と同時に祝祭は「喜びを持って待つ」ということを子どもに伝える大切な経験です。
9:00 登園・お庭遊び
10:00 きびだんご作り(もしくは季節の行事食)
10:30 朝のつどい・室内遊び(保護者は手仕事)
10:50 手あそび・ふれあいあそび
11:00 おわりの会
※1 詳しい祝祭の内容は、ほしの子の「1年のリズム」の項をご参照ください。

保育担当

Mariko Yamanishi

山西 眞理子(やまにし まりこ)

担当分野:乳幼児の発達・子供の成長・アントロポゾフィー基礎

公立中学校教員時代、中学生は高校受験、その先は大学受験と、子ども達はいつも将来の準備に追われ「今」を生きていないことに気づく。「子ども時代」にしか味わえないことを大切にしたい、という思いで、シュタイナー思想と出合い、学びを深めるため退職、渡英。マイケルホール(現エマソンカレッジ)にてシュタイナー幼児教員養成コースを卒業。 1996年関西初のシュタイナー幼稚園『みのおシュタイナーこども園』を保護者や支援者とともに創設。こども園の保育者を経て、2007年より未就園児親子クラス”ひこばえ”を主宰。日本シュタイナー幼児教育協会 理事